【初心者向け】デザインの4原則をわかりやすく解説！

整列とは、要素を水平や垂直などの基準線に沿って配置することで、デザインに秩序を与えます。例えば、テキストや画像などの要素を左揃えや右揃えなどにすると、読みやすさや見やすさを向上させることができます。また、要素の間隔や余白なども均等にすると、デザインに安定感や空気感を生み出すことができます。整列を使うときは、あまり無秩序にならないように注意しましょう。整列は明確にするほど効果的になります。
＜具体例＞
・文章の書きだし位置をそろえる。
・図形の高さや幅、位置、大きさ、形などをそろ　える。
・文字や図形の間隔をそろえる。

近接とは、関連する要素を近づけることで、デザインにグループ化や階層化を与えることです。例えば、見出しや本文などのテキスト要素を近づけると、情報のまとまりや重要度を示すことができます。また、画像やアイコンなどのビジュアル要素を近づけると、関連性や連続性を示すことができます。近接を使うときは、あまり離れすぎないように注意しましょう。近接は適度にするほど効果的です。
＜具体例＞
・近くに配置した要素は1つのグループとして認識される。
・画像や写真などのキャプションはそれぞれの画像の近くに配置すると説明だと伝わる。

反復とは、同じ要素を繰り返し使うことで、デザインに統一感や調和を与えることです。また、線やドットなどのシンプルな要素を繰り返し使うと、デザインにリズムを生み出すことができます。ロゴやフォント、色などを一貫して使うと、反復を使うことで、ブランドやテーマを明確にしたり、読者に覚えてもらったりすることができます。反復を使うときは、あまり単調にならないように注意しましょう。
＜具体例＞
・同じような要素を反復させると、伝わりやすいデザインになる。
・どのページを見ても構成が統一されていると、視覚的にも理解しやすくなる。

対比（コントラスト）とは、色や形、サイズなどの要素を対比させることで、デザインに強調や動きを与えることです。例えば、黒と白のように明暗の差が大きい色を使うと、目立たせたい部分に視線を引き付けることができます。また、コントラストは大胆に使うほど効果的です。
＜具体例＞
・伝えたい文字は大きく、それ以外の文字は小さくすると、どこが重要なのかわかりやすくなる。
・メリハリを思い切ってつけることで、伝わりやすいデザインになる。

『ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]』（Robin Williams著、吉川典秀訳、マイナビ出版）

良い例と悪い例を挙げて、具体的に解説しています。カラー、活字、レイアウトなどのテクニックも紹介しています。日本語版では、日本語によるデザインサンプルも収録されています。

『デザイン。 知らないと困る現場の新・100のルール』（MdN編集部著、MdN）

デザインの基礎から応用までを100のルールでまとめた本です。デザインの4原則はもちろん、色彩、フォント、グリッド、写真などの要素や、ロゴ、チラシ、パッケージなどの制作物についても解説しています。実例や図解が豊富でわかりやすいです。

『なるほどデザイン』（筒井美希著、KADOKAWA）

デザインの基本的な考え方や方法をイラストや漫画で楽しく学べる本です。デザインの4原則はもちろん、ターゲットや目的に合わせたデザインの作り方や改善方法なども紹介しています。初心者でも気軽に読めます。