長野県松本市で毎年開催されるワインサミットに行ってきました。今日はそこで飲んだワインの中でもおすすめのものをご紹介していきたいと思います。
信州ワインサミットとは

ワインサミットとは、信州のワインと食と人に出会える期間限定の野外レストランのことです。2023年は6月23日から7月3日まで、松本駅前の花時計公園という会場で行われました。ほぼ毎年、開催されるのでワイン好きな私は楽しみにしているイベントのひとつです。開催期間中に何度も訪れ、ワインに詳しいソムリエの友人に聞きながら選んでいただいています。ワインサミットでは、グラス単位でもいろいろなワインを頼めるのでたくさんの種類のワインを飲むことができます。
信州ワインサミットの楽しみ方
毎回、信州(長野県)のワインが集結します。
2023年の信州ワインサミットでは、約50のワイナリー(委託醸造含む)140銘柄以上のワインが提供されました。ワインの他にも、長野県内の地ビール、カクテル、ソフトドリンクなどももちろんあり。県内の13店舗の飲食店もキッチンカーなどで参加していたため、できたての美味しい料理とも楽しむことができました。
ワインは、リーデル社のワイングラスで提供され、追加で購入する時に新しいグラスに替えてワインを注いでくれます。
日にちや時間帯によっては、jazzやクラシック、ダンスなどの生演奏ステージが見られる時もあり週末には特に家族連れも訪れるイベントです。
駅から近いので、遠方から来る方も多いそうです。機会があれば、ぜひ体験してみてください。
長野県産のワインが今人気です

長野県のワインは、日本のワインの中でも人気が高いです。長野県は、日本で最もワイン用ぶどうの栽培面積が広く、多様な品種が育てられています。そのため、長野県のワインは、さまざまなタイプやスタイルが楽しめます。他の地域と比べて、長野県のワインは、高原気候や寒暖差によって、ぶどうに独特の風味や香りがつくといわれています。長野県のワインの特徴は、フルーティーで爽やかな味わいと、繊細でバランスの良い酸味です。
また、長野県のワインは、地元の食材との相性が抜群だから、食事と一緒に楽しむのがおすすめです。長野県には、ワイナリーやぶどう園がたくさんあって、ワイン造りの工程や歴史を学んだり、試飲したりできるワイナリーもあります。
長野県産のおすすめワイン
城戸ワイン
ワインサミットで提供された2種
赤 プライベートリザーブ・ブリリアンス
カベルネソーヴィニヨン93%、メルロー7%のアサンブラージュ。複雑な香り
白 プライベートリザーブ・マスミブラン
ゲヴュルツトラミネール43%、リースリング29%、ピノ・グリ19%、ケルナー9%のアサンブラージュ
ワイナリー:長野県塩尻市
今年2023年のワインサミットでは、1日1本の提供だったため、ほぼ毎日開場30分ほどでsoldoutになっていました。
2004年、名産地桔梗ヶ原にオープンした新しいワイナリー。オーナーは、山梨大学大学院ワイン研究センターで醸造を学んだ後、塩尻のワイン会社で8年間勤めたのちに独立されました。
「日本ワイナリーアワード(Japan Winery Award)」
- 「第1回 日本ワイナリーアワード 2018」 – 五つ星獲得
- 「第2回 日本ワイナリーアワード 2019」 – 五つ星獲得
- 「第3回 日本ワイナリーアワード 2020」 – 五つ星獲得
- 「第4回 日本ワイナリーアワード 2021」 – 五つ星獲得
- 「第5回 日本ワイナリーアワード 2022」 – 五つ星獲得
- 「第6回 日本ワイナリーアワード 2023」 – 五つ星獲得
ドメーヌ・コーセイ
ワインサミットで提供された2種
赤 桔梗が原メルロ
桔梗が原産メルロを100%使用し、アメリカンオークで樽育成
ロゼ メルロロゼ
ブドウの美味しさそのままに無冷凍・無濾過・無加熱で瓶詰めされ辛口フレッシュなロゼ
ワイナリー:長野県塩尻市
オーナーは、メルシャンに入社後フランス・ボルドー大学へ留学。勝沼ワイナリーで長く醸造責任者を務め、退職後に「株式会社ドメーヌコーセイ」を立ち上げ、2019年にワイナリーを完成させました。
メルロのみでワインをつくることにこだわりメルロ100%のワインをつくる
リュードヴァン
ワインサミットで提供された3種
赤 ヴァンミニヨンルージュ
メルロを主体とし、山ぶどう系の葡萄と自社農園産のガメイをブレンド。バランスの良い赤。
白 カベルネフラン
カベルネフランらしい清涼感を感じる味わい
白 シャルドネ
ミネラル感と上質な酸味と甘い香り。切れのあるあじわい。
スパークリング 巨峰スパークリング
東御市産の巨峰を使用した上質なスパークリング
ワイナリー:長野県東御市
2008年設立。


ヴィラデストワイナリー
ワインサミットで提供された3種
赤 ピノノワール
適度な酸味で余韻は長く繊細でエレガントな味わい。
赤 タザワメルロー
合成農薬不使用の自社畑産葡萄を自然酵母で発酵、無濾過で瓶詰めした優しいメルロー。
白 プリマヴェーラ シャルドネ
シャルドネのフレッシュさそのままに、柑橘系や青リンゴの香りが清々しいさわやかな味わい。
ワイナリー:長野県東御市
オーナーである玉村さんは画家でもあり、ワイナリーと隣接した建物ではギャラリーで絵や版画などの展示もされている。カフェやレストランなどもあり、ワインも楽しめる。
日本ワインコンクールの最高金賞受賞歴あり


アルプスワイン
ワインサミットで提供された3種
赤 ミュゼドゥヴァン 松本平ブラッククイーン
松本平産ブラッククイーンをフレンチオーク樽で熟成。果実味と酸味が豊富。
赤 ミュゼドゥヴァン ダイナスティー塩尻メルロー&カベルネソーヴィニヨン
自社農園にて収穫されたメルローとカベルネソーヴィニヨンをフレンチオーク樽で18か月熟成。
白 ミュゼドゥヴァン塩尻ピノブラン
白い花を思わせるフルーティーな香りとフレッシュな酸味のさわやかな味わい
ワイナリー:長野県塩尻市
毎年、信州ワインサミットには提供されているミュゼドゥヴァン。
2008年設立。



いにしえの里葡萄酒
ワインサミットで提供された2種
赤 メルロー&カベルネ・フラン
カシス、ドライプルーン、キャラメルなどの香りに果実味と樽由来の香ばしさのある赤ワイン
赤 ツキノヒカリ ピノ・ノワール
ピノノワール100%、フレンチオーク樽で1年間熟成。口当たりが優しく甘やか。
ワイナリー:長野県塩尻市
元々料理人であったオーナーが、料理と一緒に提供するワインづくりにも強い思いを持つようになる。2014年に塩尻市が「塩尻ワイン大学」を開講、第一期生として、4年間の受講をとおして、栽培から醸造、経営までを学び、委託醸造を重ねて経験を積み、満を持して、塩尻市のワイン特区制度を活用した第1号として、2017年にワイナリーを設立した。
坂城葡萄酒醸造
ワインサミットで提供された2種
赤 猫パンチ
ストレートで猫パンチのようなシャッとした飲み口。繊細な味わい。
白 猫じゃらし
ソーヴィニヨンブランをステンレスタンクで発酵・熟成。ピュアでフレッシュ。
ワイナリー:長野県坂城町
ワインの名前に猫が使われているのも面白いのですが、ラベルの猫にも惹かれます。
シニアソムリエの資格も持つオーナーが2017年設立。長野県内に直営の飲食店もあり。
まとめ
長野県は日本最大のワイン産地であり、多彩な味わいを提供してくれます。
ワイナリー毎にこだわりもあって、ワインサミットのようないちどに多くのワインが集まるようなイベントでは、常駐しているソムリエの方に話を聞いたりしながらワインを選ぶのも楽しいです。
私は、普段から自宅でもよく飲むのですが、新たに美味しいワインを発見したりすると、とてもうれしいです。
みなさんも、ぜひお店などで見かけたら長野県産のワインを試してみてください。
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